【連載】世界の療法アプローチ 第14回|カテゴリー:運動・身体技法
この記事は情報提供を目的とした連載コラムです。新しい運動を始める際は、主治医や理学療法士にご相談ください。
🩰 イベントのお知らせ|PDダンスカフェ in 福岡
全国パーキンソン病友の会 福岡県支部と一般社団法人パラカダンスの共同主催事業です。車いすや椅子に座ったままできるダンス、パーキンソン病専門医のレクチャー、専門医・看護師が立ち合う交流・相談タイムまで、盛りだくさんの一日です。仲間と出会い、新しいことに挑戦してみませんか。
- 日時:2026年10月24日(土)13:30〜16:30ごろ(開場13:00)
- 会場:福岡市市民福祉プラザ ふくふくホール・会議室401、402(福岡市中央区荒戸3-3-39)
- 対象:パーキンソン病の方、ご家族・支援者、PDダンスに関心のある方
- 定員:先着40名程度
- 参加費:お一人1,000円(当日現金払い)
- 内容:レクチャー(坪井義夫教授)/PDダンス体験(マニシア)/交流・相談タイム(専門医・看護師が立ち合い)
お申込み・お問い合わせ:一般社団法人パラカダンス(担当:真崎)
メール danceforpd.japan@gmail.com / 電話 090-8666-0917
お申込みの際は、①参加人数と氏名 ②年代 ③顔出しの可否 ④歩行に不安がある場合はその旨 ⑤事前に相談したいこと、をお知らせください。
アクセス:地下鉄空港線「唐人町」駅4番出口 徒歩7分/西鉄バス「黒門」徒歩5分・「福大若葉高校前」すぐ/駐車場62台(30分100円・予約不可・障がい者優先)
この記事でわかること
- 「ダンス」がパーキンソン病のリハビリになる理由
- 世界に広がる Dance for PD という取り組み
- 研究でわかってきたこと
- 自宅で見ながら踊れる動画(日本・海外)
1. 楽しみながら、体も心も動かす
運動が体によいとわかっていても、続けるのは簡単ではありません。ダンスのよいところは、音楽に合わせて楽しく動けること。「リハビリ」というより「楽しい時間」として続けられるのが、いちばんの魅力です。
音楽のリズムは、動き出しや歩みをうながす助けになります。人と一緒に踊れば、気持ちも晴れやかになります。ダンスは、体・心・つながりの三つに、同時に働きかけてくれます。
2. 世界に広がる「Dance for PD」
パーキンソン病のためのダンスとして世界的に知られるのが、アメリカのマーク・モリス・ダンス・グループが始めた「Dance for PD」です。この取り組みは、いまや30か国・400以上のコミュニティに広がっています。
専門のダンサーが、パーキンソン病の方の体に合わせて動きを工夫してくれるので、車いすや椅子に座ったままでも参加できます。バレエやジャズ、社交ダンスなど、いろいろなスタイルが取り入れられています。
3. 研究でわかってきたこと
ダンスの効果は、40を超える研究で確かめられてきました。バランスや歩行といった運動の面だけでなく、気分や生活の質といった、体だけにとどまらない部分にも良い影響が報告されています。地域のダンス教室に6年間通った方々で、認知機能の変化を追った研究もあります。
4. 動画で見る — 自宅で踊る(日本・海外)
教室に通うのが難しくても、動画を見ながら自宅で踊れます。ご自身の体調に合わせて、座ったままの動きから始めても構いません。
動画で見る — 主催「パラカダンス」の活動
10月24日のイベントを主催するパラカダンスの、公式動画です。PDダンスカフェがどんな雰囲気か、映像でご覧いただけます。
▶ PDダンスカフェ CM(2023年版)(YouTube・パラカダンス公式)
▶ PDダンス ドキュメント(YouTube・パラカダンス公式)
▶ PDダンスカフェ 2020(YouTube・パラカダンス公式)
海外(Dance for PD ほか)
- Dance for PD 公式サイト(オンライン講座・動画ライブラリ)
- Mark Morris Dance Group「Dance for PD」
- スタンフォード大学 パーキンソン病 運動動画集
- Parkinson’s Foundation「自宅でできる運動動画10選」(ダンス・ヨガ・ボクシングなど)
※外部サイト・動画へのリンクです。多くは英語ですが、映像を見ながら動きをまねできます。体調に合わないと感じたら、無理をせず中止してください。
5. 安全に楽しむために
- ふらつきが心配な間は、椅子に座ったまま、または支えのそばで。
- 薬が効いている時間に合わせると、動きやすくなります。
- 無理な動きは避け、楽しめる範囲で。転倒に気をつけて。
まとめ
- ダンスは、体・心・人とのつながりに同時に働きかける、楽しいリハビリ。
- Dance for PD は世界25か国に広がり、椅子に座ったままでも参加できる。
- 研究では運動面だけでなく気分や生活の質の改善も報告されている。動画で自宅からも。
免責事項
本記事は一般的な情報提供を目的とした連載コラムであり、特定の療法を推奨・保証するものではありません。効果や安全性には個人差があります。新しい運動の開始や中止は、主治医または理学療法士にご相談ください。外部リンク先の内容については、各提供元が責任を負うものです。
参考にした主な情報
・Dance for PD(Mark Morris Dance Group)
・地域ダンスと認知機能の6年追跡研究(PMC)