パーキンソン病になって考えたこと、感じていること、、

10年ほど前から股関節の痛みが出て、運動不足かと思いジムに通いました。けれど運動かえって調子が悪くなり、手術はせずに体操と靴の中敷きと歩きで治すという先生のもとで、痛みはかなり良くなっていきました。

ところが右脚の不愉快な感覚がどうしても残り、右手の震えも感じるようになって、その先生に相談したところ「パーキンソン病かも……」と。地元の病院を紹介していただき、はっきりとパーキンソン病と診断が出ました。

2018年の9月のことでした。

その時、2つのことを考えました。

一つめは、パーキンソン病友の会に入って、同じ病の仲間や会の方から詳しい情報を得て、パーキンソン病と対峙すること。

二つめは、46年営んできた婦人服店を、体力のあるうちに自分たちの手で閉店すること。主人は20代後半から腎臓病を患い、この頃には透析のお世話になっていました。2人の娘たちはそれぞれの道を歩んでいます。長年共に頑張ってくれた2人のスタッフと、長くご贔屓いただいたお客様に感謝しながら、閉店しました。元気な時には「生涯現役」と励んでいたのですが……。

筑豊地区のパーキンソン病の集いが飯塚の方であり、紹介してくださったのが坪井先生でした。その先生に診ていただきたいと思い、パーキンソン病友の会にも入会しました。

診断から8年が過ぎました。筑豊地区の友の会は「にこにこ会」。月に一度の活動で、幹事の小林さんが工夫してくださり、情報交換や楽しい催しで、皆さん明るい笑顔で集まっています。

通院は大変ですが、坪井先生に診ていただき、「お休みなく動いて、歩いて」という言葉を支えに、一日3000歩をモットーに頑張っています。

家の中でも2本の杖がないと歩けなくなりましたが、精神的にはいたって元気です。仕事をしていた頃はくちなしの花の切り絵の名刺を使っていました。今も名刺を作っています。そこにはこう書いています。

「パーキンソン病と対峙しています 〜素敵な時間とおしゃれを楽しみたい〜」

くちなしの花言葉は「喜びを運ぶ」。

生活は不便になりましたが、人々の優しさをしっかり感じています。行きつけのパン屋さんはおぼんとトングを持てない私のためにカートを作ってくれました。毎日、喜びを運んでいただいています。感謝。

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